生産性、効率性を目的化しないように・・・

生産性をあげる、効率化する、現代の働き方においては
とても大事な要素だと思いますし、労働人口が減る中で
そうしないと死活問題。

システム化、IT化、処理能力のスピードはあがり、
無駄は排除され、スピードが価値の1つでもあるし、
それにより「人」に求められる「価値」は
変化し続けているように感じます。

私も若い頃から事務処理能力は高めだったので、
「スピード」には自信があり、無駄を排除し、
効率化することで、仕事自体をなくしていくことは
得意だったように思います。

ところが23歳のとき、部長と面談しているときに一言聞かれます。
「齋藤、お前がしている効率化は誰のためにやっているの?」と。


最初は、おかしなことを聞くなぁと思いました。
私も若かったので、あまり深く考えられず。

効率化するのが仕事だし、そうしてきたけれど、
誰のためって、会社のためでしょ!人件費浮くし!
残業減るし!と。

部長は一言言いました。
「お客様のためにならない効率化は、やめてくれる?」と。

「効率化をやめる?」
「お客様のため?」
「え、どうしたらいいの?」
と、最初は混乱・・・・。

ただなぜかそのとき、そこまで考えて仕事をしていいのだと
逆に嬉しい気持ちもありました。

所詮、事務職、お客様と触れる機会はないから
私はただ会社のために、自分の仕事をいかに簡単にして、
減らしていくのか?ということしか考えていなかったので、
「お客様のため」というのは、とても前向きな仕事に思えたのです。

そこから私は「お客様のため」という視点で
業務改善や、自分の仕事の意味・価値を考え始めます。

この業務の意味、全ての仕事がお客様にとって
価値と感じてもらえるのか?を問いながら、
大事な業務、効率化すべきもの、
システムがやった方がいいものと
自分で仕分けしながら仕事をするようになりました。

回り道や寄り道や、一見無駄に思えるかも知れないが
それが顧客にとって価値を生む仕事ならやる。
その判断することこそが私の仕事の価値なのだと。

生産性をあげる、効率化する、そのことにより
便利になったり、無駄がなくなったりするのは事実。
ただその中に大事なことが含まれていることもある。

丁寧に自分の仕事を見つめて、
その先にいるお客様にとって本当に価値が提供できているか?
23歳から20年近く実施し続けている私の仕事の進め方です。

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